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  顔のシワの話  
     
 

 身体の中で一番できやすいのがお顔のシワ。そのでき方には大きく2つの成因があります。

 1つは筋肉の作用によりできるシワ。このタイプのシワは皮膚とその下の筋肉が瀕回に動くところにできやすく、筋肉の走行に直角にできます。笑う時に目尻にできるカラスの足痕と呼ばれるシワ、いつもしかめっ面している人や頭痛持ちの人にできやすい眉間の縦ジワ、上瞼が下がり気味の人や視力が弱くいつも上目使いがちの人にできやすい額の横ジワがこのタイプにあたります。顔にシワができやすいのは、喜怒哀楽を表すために表情筋が働き、繰り返し皮膚の伸縮作用をうけるからです。表情の豊かな人ほどシワができやすいのです。このタイプのシワを治療するのがボトックス注射です。

 もう一つは皮膚のたるみによってできるシワ。年齢とともにコラーゲンが減少し皮膚の緊張感や張りが失われ、次第に小ジワができてきます。さらに重力が長年作用することにより皮膚、筋肉、脂肪がそろって垂れ下がるようになり、皮膚のたるみがますますひどくなり、大きなシワができてしまいます。本来シワとたるみは別なものですが、筋肉のたるみと脂肪の偏りがシワをさらに目立たせてしまいます。鼻から口の両端にかけて走る法令線、口の両脇から下方に走るマリオネット線などがこれにあたります。こちらのタイプのシワを治療するのがヒアルロン酸注射やフェイスリフトなどの外科手術です。

 次回から、それぞれのシワの治療法を具体的にご紹介していきましょう。

 

 

 

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