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美容医療に伴う痛みについて

 
     
 

 美容医療に興味をお持ちの方は少なくないと思われますが、実際に治療を受けるのを躊躇う理由の一つは痛みに対する不安でしょう。

 痛みの感じ方は人様々です。また同じ人であっても治療する部位により感覚が異なります。痛みが予想される場合には前処置として麻酔薬を使用します。目的によりいくつかの方法を使い分けます。麻酔クリームを塗布する表面麻酔、針の刺入部位の局所麻酔、比較的広い範囲を麻酔する神経ブロックなどです。予めイブプロフェンを内服することもあります。

 人気のある非外科的な施術に伴う痛みについて解説します。まずはIPL(フォトフェイシャル)。IPLは針などのシャープな道具を一切使いません。瞬間的な光照射が基本です。器種によってはRFと呼ばれる電波を併用することもあります。IPLは皮膚をゴムで弾くような感覚で、鋭い痛みはありません。麻酔の必要なことはまずありえず、施術中に冷気を当てる装置を利用すると痛みを和らげることができます。当日はヒリヒリした感じが続きますが、翌日には落ち着きます。一方、レーザーは単一波長の強力な光照射です。光源の種類にもよりますが、鋭い痛みがあるので一般に麻酔が必要です。表面麻酔が使われます。

 ボトックスは薬剤を生食に溶いて使用します。サラサラな溶液なので極細の針を利用できます。刺入時に虫刺されのようなチクっとした痛みを感じますが、その後の注入時には痛みはありません。麻酔は必要ありません。施術終了後にも痛みや不快感は全くありません。

 ヒアルロン酸は粘稠な液体ですので、注入に極細の針は使えません。ヒアルロン酸は痛みの受容体が多く分布する皮下に針を進め注入しますので、最初のチクっとした痛みと、注入に伴うジワッとした感覚があります。麻酔薬を含む新しい製品を使えば、再注入あるいは施術終了後の不快感はありません。敏感な口唇のボリュームアップなどには表面麻酔薬を使うこともあります。
その他、マトリックス(レーザーやFRで細かな穴を開け、自然治癒力で肌を引き締める)、スキンタイトニングやサーマクール (特殊な電波を使い皮膚のタルミを引き締める)などはいずれも何らかの麻酔が必要です。

 キレイになるためにはある程度の痛みは仕方がないと割り切る方もいらっしゃいますが、あまり苦痛がないことに越したことはありません。どの治療であっても、 どんなに敏感な方であっても、適切な前処置を施すことにより痛みは十分にコントロールできますのでご安心ください。心配な方は、治療を担当するドクターに事前にしっかりと相談してください.

 

 

 

 

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