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アンチエイジングドックのススメ

 
     
 

 皆さん、人間ドックを受けていますか。がんや生活習慣病を始めとする重大な病気を見つけ、できるだけ早くに適切な対策をとるための仕組みです。この分野ではアメリカより日本の方が進んでいます。この従来型の人間ドックでは主に病気の早期発見に重点が置かれています。

 一方、抗加齢医学の世界にも同様の仕組みがあります。アンチエイジングドックと呼ばれています。様々な角度からその人の老化度を総合的に調べます。このタイプのドックを受けることで客観的に自分の老化度を把握し、加齢の進行を予防する手を打つことができます。ここでは加齢の予防に主眼が置かれます。

 アンチエイジングドックの検査内容は多岐にわたります。当院で提供しているサービスを参考にしながら説明しましょう。

 血管の老化度(動脈硬化度)は、頸動脈エコーや血圧脈派検査、眼底カメラ検査で調べます。頸動脈は脳を栄養する主な血管で、また眼底カメラで見る網膜の血管は脳内の細い血管の状態を直接反映しています。

 血液の老化度は、コレステロールや中性脂肪、Lp(a)、フィブリノーゲン、ホモシステイン、高感度CRPなどによりいわゆる「血液のドロドロ度」を調べます。

 活性酸素/抗酸化力の老化度は、活性酸素(オキシダント)と抗酸化物質(アンチオキシダント)の代表的な項目を血液で測定し、「血液のさび度」を調べます。

 ホルモンバランスは、成長ホルモン、甲状腺ホルモン、男性ホルモン、女性ホルモン、DHEAなど老化に伴い変動する血液ホルモンを調べます。

 身体の構成は、体脂肪率、骨格筋率、内臓脂肪、骨密度検査など主に身体内部の造りの加齢を調べる検査の他にも、お顔の加齢の具合を数字で示してくれる器械もあります。Visiaというお肌の解析装置を使えば、シミ、しわ、毛穴、肌の均質性、隠れじわなどの状態を調べ、実年齢とは異なるお肌の年齢を客観的に(そして非情に)教えてくれます。

 栄養と代謝に関係する約100項目に及ぶ様々な体内物質を調べるスーパーアンチエイジングパネルと呼ばれる特殊血液検査もあります。各種ビタミンや補酵素、抗酸化物質、酸化ストレス、各種アミノ酸、糖質代謝産物、脂質成分、微量元素、重金属(体内毒)などを調べ、自分にどのサプリメントが必要かも一目瞭然です。

 今は若くて病気とは無縁でも、他人事ではありません。加齢は皆さんにやってきます。来るベき日のために、今からアンチエイジングという自分への将来投資を始めたいものです。

 

 

 

 

 

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